ゲーミング戯談その2「ハイorロー!?養分歴8年によるマウスセンシビティ講座」
Apexシーズン8はギリギリ養分を免れております。ゲームもリアルもギリギリを征く産廃です。
今回、題名の通りマウス感度についてFPS養分として8年過ごした人の視点のお話します。要点としては
・マウスを動かすための可動域について
・感度ごとのおおよその可動域区分
・ハイ、ローにおけるゲーム上でのメリット、デメリット
・ハイ、ローにおけるリアル上でのメリット、デメリット
・環境投資の違いを比較
・まとめ
ここらへんを中心に話していきたいと思います。
これから出てくる用語について解説置きます。
・振り向き→キャラクターが180°回転するために必要なマウスの移動量。定規で測るか計算サイトで確認可。
・dpi →1インチ(2.54cm)の間の読取カウントの数。1000dpi=0.0254mmごとに読取。
・ボーリングレート(Hz)
↪1秒間に送信する信号の数。例:1000Hz=0.001秒ごとに送信。
・トラッキング速度(IPS:インチ/秒)
↪マウスが追える物理的速度。例:500IPS=1秒に1.27m、0.1秒に12.7cmまでの速度まで対応
【マウスを動かすための可動域について】
指先→指関節→掌→手首→肘→肩 の6箇所です。(更に細分化できるかも)
【感度ごとのおおよその可動域区分】
・ウルトラハイセンシ(~5cm) :指先→指関節→掌→(手首)
↪ ほとんど指で視点移動を行う、(手首)は振り向きの補助程度。使わない場合も。
・スーパーハイセンシ(5~10cm) :指先→指関節→掌→手首
↪ 視点移動の大きさによって指先~手首を使い分ける。手首支点の可動域限界。
↑ ↑ ↑ ~ 手首支点の可動域限界 (~10cm) ~ ↑ ↑ ↑
・ ハイセンシ (10~15cm) :指先→指関節→掌→手首→(肘)
↪ 主体は指先~手首だが、大きな視点移動は(肘)で補助する。
・ ミドルセンシ (15~20cm) :指先→指関節→掌→手首→肘
↪ 大きな視点移動を肘、細かな操作を指先~手首で行う。
・ ローセンシ (20~25cm) :指先→指関節→掌→手首→肘
↪ ミドルと同様。机に肘周りを置いて固定する場合は可動域限界。
↑ ↑ ↑ ~ 肘支点の可動域限界 (10~25cm) ~ ↑ ↑ ↑
・スーパーローセンシ(25~30cm) :指先→指関節→掌→手首→肘→(肩)
↪ ここからは机から完全に腕を浮かせる場合が多い。(肩)も少し動く。
・ウルトラローセンシ(30cm~) :指先→指関節→掌→手首→肘→肩
↪ 振り向く際は肩から大きく動かす。一瞬で振り向けない前提の運用も。
【ハイ、ローにおけるゲーム上でのメリット、デメリット】
・~ハイセンシ → メリット :素早く振り向ける、視点移動が速い
デメリット:精密なAIMが難しい、視点がブレやすい
・ ローセンシ~ → メリット :精密なAIMがしやすい、視点が安定しやすい
デメリット:素早く振り向きづらい、速い視点移動が難しい
【ハイ、ローにおけるリアル上でのメリット、デメリット】
・~ハイセンシ
↪メリット :安いマウスも使える、ケーブル摩擦の影響が少ない
机が狭くても可、小さいマウスパッドでも可
マウスを動かす範囲が日常作業とあまり変わらない
↪デメリット:調子が環境(気温・緊張・体調等)に大きく左右される
・ ローセンシ~
↪メリット :調子が環境(気温・緊張・体調等)に影響されにくい
↪デメリット:高品質のマウスが必要、ケーブル摩擦の影響が大きい
机の広さが必要、広いマウスパッドが必要
マウスを動かす範囲が日常作業と大きく異なる
【機材投資の違いを比較】
・ウルトラハイセンシ(~5cm) 合計 4,110円~
↪ 机:(推奨:幅70cm~)ほとんどの机が使える 2000円~
キーボード:テンキー有でも困らない 1000円~
マウス:普通の事務マウスでも可、144Hz以上モニター環境の場合
ボーリングレート500Hz以上対応を強く推奨 1000円~
マウスパッド:事務用の縦長の大きさでも可、100均も視野 110円~
・スーパーハイセンシ(5~10cm) 合計 6,000円~
↪ 机:(推奨:幅80cm~)ほとんどの机が使える 3500円~
キーボード:テンキー有でも困らない 1000円~
マウス:普通の事務マウスでも可、144Hz以上モニター環境の場合
ボーリングレート500Hz以上対応を強く推奨 1000円~
マウスパッド:事務用(スリム)は厳しい、ゲーム用なら全般可 500円~
・ハイセンシ(10~15cm) 合計 9,000円~
↪ 机:(推奨:幅90cm~)学習机、事務机 全般可 5000円~
キーボード:テンキー有でも困らない 1000円~
マウス:普通の事務マウスでも可、144Hz以上モニター環境の場合
ボーリングレート500Hz以上対応を強く推奨 1000円~
マウスパッド:ゲーム用のMサイズ以上を推奨 1000円~
マウスバンジー:あれば尚可 1000円~
・ミドルセンシ(15~20cm) 合計 16,100円~
↪ 机:(推奨:幅100cm~)学習机だと厳し目 9000円~
キーボード:テンキー有だと邪魔になる場合も 1000円~
マウス:トラッキング速度が高いマウスを推奨 4000円~
マウスパッド:ゲーム用のLサイズ以上を推奨 1100円~
マウスバンジー:有線の場合は推奨 1000円~
・ローセンシ(20~25cm) 合計 18,000円~
↪ 机:(推奨:幅110cm~)幅広タイプの机 10000円~
キーボード:テンキーレスを推奨 1000円~
マウス:トラッキング速度が高いマウスを推奨 4000円~
マウスパッド:ゲーム用の幅広サイズ以上を推奨 2000円~
マウスバンジー:有線の場合は推奨 1000円~
・スーパーローセンシ(25~30cm) 合計 18,000円~
↪ 机:(推奨:幅120cm~)幅広タイプの机 10000円~
キーボード:テンキーレスを推奨 1000円~
マウス:トラッキング速度が高いマウスを推奨 4000円~
マウスパッド:ゲーム用の幅広サイズ以上を推奨 2000円~
マウスバンジー:有線の場合は推奨 1000円~
・ウルトラローセンシ(30cm~) 合計 19,000円~
↪ 机:(推奨:幅130cm~)幅広タイプの机 11000円~
キーボード:テンキーレスまたは専用キーボードを推奨 1000円~
マウス:トラッキング速度が高いマウスを推奨 4000円~
マウスパッド:ゲーム用の幅広サイズ以上を推奨 2000円~
マウスバンジー:有線の場合は推奨 1000円~
・ウルトラハイセンシ(~5cm) 合計 4,110円~
・スーパーハイセンシ(5~10cm ) 合計 6,000円~ (+1890円)
・ハイセンシ(10~15cm) 合計 9,000円~ (+4890円)
・ミドルセンシ(15~20cm) 合計 16,100円~ (+11990円)
・ローセンシ(20~25cm) 合計 18,000円~ (+13890円)
・スーパーローセンシ(25~30cm) 合計 18,000円~ (+13890円)
・ウルトラローセンシ(30cm~) 合計 19,000円~ (+14890円)
値段はおおよその額ですが、下になればなるほど物理的な速度の対応やマウス操作の面積が必要になり、十分にプレイできる環境を整えるのにスペースやお金がかかります。
【まとめ】
完全にFPSを始める際、まずデフォルトの設定、一般的なマウス(dpi1000~2000)で
プレイを始める事から想定します。
例えばApexをプレイする場合、初めて体験する振り向きが2~5cmぐらいになると思います。ほぼ強制的なウルトラハイセンシです。さらにポインター加速(マウスの精度を高める□)もあるのでその速度は計り知れません。
例:Apexの場合
私個人の意見としてはまずは振り向き5cmあたりに設定するところから始めるといいと思います。ポインター加速(マウスの精度を高める□)をoffにして、Apexの感度を設定しましょう
(dpi800:感度5)(dpi1000:感度4)(dpi1600:感度2.5)(dpi2000:感度2)
そしてとりあえず近距離限定でもいいので「狙って当ててノックダウンさせる」事ができるようになるまで練習することをオススメします。
そこから「感度を変えずにより精密に狙えるように練習していく」
または 「より精密に狙えるように感度を徐々に下げていく」
ようにしていきましょう。その頃になればローセンシになるための環境投資の心の準備が大体できているでしょう。肘、そして肩と可動域を増やしていくのも後で良いと思います。その時でも初期の頃に行った「指先でエイムを微調整する」事がより精密なエイムが要求される時に役立つかもしれません。
・初心者は手首支点のハイセンシから初めて慣れてきてから感度の模索をしてみよう!
以上でした。
余談
ちなみに産廃の投稿時点の感度はApexでdpi2000の感度1.4(振り向き7.42cm)です。他のゲームも大体これぐらいで合わせています。肘支点になると誤差が10倍ぐらいになって紫301の弾が1発当たれば上出来クラスまでガバガバになるので二度とミドルセンシ以下にする予定はございません。